ショット・ミュージック

ドイツにある世界最大の出版社のひとつ。1773年ベルンハルト・ショット（Bernhard Schott）によってマインツに創設された。

1817年。ベルンハルトの死後、息子のアンドレアス（Andreas Schott）、ヨハン・ヨーゼフ（Hohann Joseph Schott）に受け継がれ、さらに一族によって、アントワープ（後にブリュッセル）、ロンドン、ニューヨークに支店が開かれ、世界最大の規模をもつ出版社となった。そのカタログは、ベートーヴェン、ワーグナー、ドニゼッティ、ロッシーニなどをはじめ、ヒンデミット、オルフ、ブラッハー、リーバーマンなど現代ドイツの作曲家を多数含んでいる。

また1824-48年に音楽雑誌＜チェチリア Cacilia＞を、1852-69年に＜Suddeutsche Musikzeitung＞を、1920-34年、1946年以降＜Melos＞を刊行している。

現在はロンドン、パリ、ニューヨークに支社をもち、ハインツ・シュナイダー=ショット（Hainz Schneider Schott）が社長である。