ペータース出版社
1814年、カルル・フリードリヒ・ペータース(Carl Friedrich Peters)によってドイツのライプチヒに設立された出版社です。
ペータースは1800年に設立されたキューネル(Kuhnel)とホフマイスター(Hoffmeister)による出版業務を買収し、これを基に事業を拡大しました。
初期にはバッハ全集やハイドン全集を刊行するなど、重要な出版活動を行いました。
1827年、カルル・フリードリヒ・ペータースの死後、経営はベーム(C.G.S. Boehme)に引き継がれ、その後はフリートレンダー(J. Friedlander)とアブラハム(M. Abraham)によって管理されました。
この時代にペータースライブラリー(1893年)が開始され、また有名な大楽譜出版<ペータース・エディション>が開発されました。このエディションではブラームスやワーグナーなどの同時代の作曲家の作品が次々に出版されました。
1880年、フリートレンダーの死後、アブラハムの甥であるヘンリー・ヒンクリセン(Henri Hinrichsen)が事業に参画し、ペータース出版社の大きな成長の基盤を築きました。
1938年、ヘンリーの長男であるマックスはロンドンにヒンクリセン出版社を設立し、ヒンクリセン・ペータースとしてライプチヒ・ペータースと並び称されました。
一方、マックスの弟であるウォルターは1936年にアメリカに渡り、後にニューヨークにペータース社(C.F.Peters Corporation)を設立、アメリカでの<ペータース・エディション>の開発に取り組みました。
1950年、ドイツのペータース本社は西ドイツのフランクフルト・アム・マインに移転しましたが、同時にライプチヒでも別の経営体制で<ペータース・エディション>が継続され、現在まで存在しています。両社とも<ドイツ音楽の遺産>出版に参加しています。
ニューヨークを拠点とする<ペータース・エディション>は、1956年までに2000点以上の楽譜を出版し、特に1951年以降は現代作品の出版が目立ちます。
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